政治家の言葉づかいってトホホその3

お盆なのに、立候補予定者は汗だくであっちこっちかけずり回っているようです。で、もう各選挙区のリポートをテレビや新聞で出すときは、とりあえず全員を出さなきゃならないので、演説をストレートには紹介しません。
したがって、なかなか面白い(って笑ってる場合じゃない。政治家・当選者の品位=選挙民の品位なんだから)演説を耳にする機会がありません。
アホータローいきむにしても…
党首討論を8月12日にやってましたけど、アホータロー氏は、なんかムキになってましたね。
なんといっても、私があきれたのは、「天下り・渡りをやめさせることをマニフェストからなぜはずしたのか」と友愛ハート氏から問われたときの反応。そりゃーもーうれしそうに
「きわめてぇかぁんたんなことであります。(一拍)すでにぃ、禁止しているからでぇあります」
だってさ。
こりゃもう、事前の打ち合わせで与党幹部とどういう話をしていたかが目に浮かぶようです。
幹A(スガスガ氏)「だからさ、向こうは『天下り云々をなんではずしたんだ』って、ぜったい聞いてくるからさ」
ア「だってよぉ、ほんとおにはずしちまってんじゃねぇか。どおすんだよ」
幹B(H田氏)「そーですよ。やばくねぇか」
幹A「だいじょーぶだって。もうすでに禁止してんだから。そー言えばいいんだよ」
幹B「なーるほど。そりゃ良い考えだ」(って考えじゃないだろ)
ア「じゃぁだいじょーぶだよなあ」
てなことでしょう。
ところが、いま現実に天下りやら渡りやらバンバンやってるのを突っ込まれたら、青筋たててムキになりましたね。
「ご承ぉ知の通りぃ12月から禁止になるんですよ」
だって。で、またまたうれしそうに
「ご案内のぉ通ぉりぃ、いまはぁ8月ですから」
ときたもんだ。へえ、するってえとなんですかい、飲酒運転が正式に禁止かつ厳罰になるのが12月からだから、いまはバンバン酒飲んで運転してもいいってぇことなんすかねぇ、大将ぉ?
もう、あきれてしまいます。これで言い訳になると思っていたんでしょうか。
しかも、終わってからハートさんが握手しようと歩み寄ったら、そっちに目だけ向けて(だから気がつかなかったという言い訳は聞こえません)プイッ。
この首相は、議論というか討論というかそういうもののルール・マナーをわきまえない人なんですね。どんなに言葉でやり合っても、それは思想信条のぶつかり合いであって、個人の怨恨とかわだかまりは(たとえあったとしても)終わった時点でリセットするものなんですよ。
いくら爺さんが相手の爺さんにいじめられたとしても、ね。
とにかく、コアホータローは議会制民主主義のリーダーには絶対つかせてはならないタイプの人間だということがわかりました(じゃあ、前首相とその前の三人の元首相はそうでもないかというと、おんなじなんですけどね)。
二重三重四重…とぼかすぼかすコンミン党代表
さて、そのあとで聞いた、トホホな演説。コンミン党のO田代表です。年金制度改革について、加入期間を25年以上から10年にするということで与党間が合意し、マニフェストに入れることが決まったと報告。でも…
「(加入期間を25年から)10年ということお約束申し上げたい思います
まず、お約束の「お約束」。自分のする約束に「お」をつけないでください。ま、それは置いといて…。
この演説をすっきりさせるとどうなるか。
「加入期間を10年すると公約いたします」
でいいんです。どうですか。すっきりしているうえに、「ああ、きつちりやってくれるんだ」という気がしてくるでしょう。
演説の赤にしたところの、「という」は「といかない」こともあるかもしれない。二つの「を」は「あることをすることを」ということですから、まだ確定していないらしい感じがあります。で、最後の「たい」言い切るのではなく、とりあえず言うだけはタダだから言わせてもらっときます、といったところ。
何重にもハードルというかフィルターというか、まがりくねりというか、ひねりがかかっています。結果として、やるのだという気概はなさそう。というより、やるかどうかもやや疑わしい(言っている本人も聞いている人たちも)。
この人に限らないのですが、なんで、最近の政治家は言うべきことをズバッと言いきれないのでしょう。しょせん、自分で考えに考えて出した結論や意見ではないからなのでしょう。
これじゃ、どこまでいっても、政治家が「人々の暮らし」と言ったとしても、「しょせん他人事だと思っているんでしょ」と毒づきたくなります。
8月12日の報道ステーションで、大阪の町工場の経営者たちも、政治家の言うことは信用できない、いっぺんきちんと見に来たらどうだと言っていました。
「日本人はやさしすぎる。政治家はだれも責任をとらない。こうなったら反乱をおこすしかない」
反乱は、一人一人の投票で起こすしかありません。

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