中村俊と金本に見る、主力の使い方

なぜ中村俊をセルビア戦に?
日本代表が惨敗した対セルビア戦。日程的なことも含めて、わけのわからん「強化」試合でした。
人がたくさんはいって、協会とスポンサーはウハウハだったでしょうが、見せられたこっちはたまりませんでした。
敗因はいくつもあげられます。でも、決定力不足が原因では、絶対にあり得ない。なぜなら、決定機がほとんどなかったから。センターサークルから10メートルほど相手陣にはいったところでボールを回しているだけ。善戦に誰かがはいるわけでなし、突破を試みるでなし、ワンツーなどの崩しをやるでなし。ウォーミングアップのボール廻しですから、シュートをうつところまでいっていないんです。
唯一、石川が飛びだしたときぐらいでしょう。あの場面は、キーパーとほとんど一対一なので、誰だってシュートを打つに決まっています。そういう場面をつくろうて、前半のなかばぐらいまではトップの三人もあれこれと動いていたけど、中盤で回すだけでボールが来ないから次第に動かなくなる。しかたがないので、ボールを受けるために中盤まで下がってくる。結果、ますますボール回しだけは続く。
その元凶は、中村俊。中村俊のボールの処理方法は、横パス(サイドチェンジのような展開のためのパスを除く)が3割、5割が斜め後ろを含むバックパス、とりあえず前に放り込むロングパスが1割。残りがスピード感もなく漫然と前に進むドリブル。それも、マークがつくとバックパスです。結局、司令塔ではなくボールを一時的に置いておく保管場所でした。
最初の失点は、センターサークル付近でゆる~いパスを出し、それをもらうためにジョギングで前へ出ていき、周りを確認せずにもらってトラップが大きくなったところをかっさらわれたのが起点になりました。トラップミスはこのあとも何度もありました。その結果、次の展開ができず、バックパス……。前半30分で交替させてほしいと思いました。
なにより、なんで岡田監督は中村俊を先発させたのでしょう。ミスやスピードのない理由が、足の故障なら出すべきではありません。そういう選手が使えないときどうするか、そのためにニューフェイスも含めて、何人かのMFを呼んだのでしょう。呼んでおいて使わないなら、あるいは違う使い方をされるなら、呼ばれない方がマシと思うのは当然です。
さらに、中村俊は代表のゲームに出ていながら、ケガを理由にJのゲームに出ないのは失礼だからと、その週末のゲームに強行出場するつもりだったそうです。しかし、マリノスの監督は先発させませんでした。状態はそれほど悪かったということなのです。
セルビア戦後、中村俊は足をひょこひょこさせていました。そういう状態の、ゲームメーカーとしてはトップではなくなり、5~6人いる内の一人という選手を使う監督って、なんなのでしょう。
選手は自分から「はずして」とは言わないそうです。だとしたら、監督が「はずす」と言わないと。そのためにメディカルスタッフがいて、クラブとも連絡をとりあうわけでしょう。
鳩山総理と岡田監督はどっこいどっこいですね。どちらも5月のダービーまでにやめてくれませんかね。
代表監督はミルチノビッチでいいのではないですか。1か月あればなんとかなりそう。少なくとも岡田よりはなんとかしてくれそう。そう思わせるのもトホホですが。
タイガースのレフトと4番は出るべきか?
4月14日のジャイアンツ対タイガースの試合。はっきり言って、「鉄人」金本を見ていて哀しくなりました。
右肩が悪いために、バットは波打ってるし、ボールが投げられない。チームの精神的支柱であることは認めますが、足をひっぱるようでは……。
その前日のゲームでも先制のチャンスに凡退。それはしかたないでしょう。でも、この日は最悪。
1回ウラ。松本のポテンヒットは、レフトの守備が生んだもの。流し打ちするのは分かっている。パワーはあまりないから、やや前にポジションを取るのは当たり前なのですが、それができない。頭を越されるのが恐いから。
というより、長打コースに飛んだら、内野にスピードのあるボールで返球しなきゃならない。それができないのです。いまの金本は。
後ろに守っていて、前にボールが飛んでくる。中継に入ったショートにやんわりとボールを返せば、シングル。ライン際にボールが飛んだら、後ろに守っているからとりあえず取りに行く。2塁打なので、後は中継のショートにゆるく返せばバッターランナーはサードにはいかないでしょう。左中間ならセンターに任せればよい。自分は後ろに守っているから、最初から取りに行かずにバックアップに回る。でもね、今年のセンターは赤星じゃないんですがねぇ。
それはともかく、このケースは久保が踏ん張りました。で、5回。サードランナーはラミレス。レフトにライナーぎみの打球。
ふつうはタッチアップなんてできません。というより、させません。ラミレスなんですから。でも、サードコーチはGO!あっさりと同点です。ピッチャー出身の解説者も、思わず「これではピッチャーはたまりません」。同感です。
実は、その前の回。レフト線のファウルボールをひろった金本が、ボールボーイに投げ返すのにアンダーハンドだったのです。つまり、肩はそれほど状態が悪いのでしょう。サードコーチも、それをきっちりチェックしていたはずです。でなきゃ、あの当たりでラミレスにGOサインなんか出せませんよ。
そのあと久保がふんばって、勝ったからいいようなものの、負けていたらどうなるでしょう。
投手陣は口には出さなくとも「なんとかしてくれ」という空気が露骨に出るでしょうね。
私はもう40年以上、タイガースを応援しています。金本はすばらしい選手だと思います。
でも、記録のために出ているのなら、そろそろその記録が止まる頃なのではないかと思います。この試合を見ている限り、真剣勝負のできる状態ではありません。
中村俊とちがい、監督が「はずす」と言えるケースではありません。それほどの選手であり、大記録だからです。また、そうした記録ですから、終盤に守備固めのために交替させることもできないのです。だとすれば、いさぎよく「休む」と申告すべきではないでしょうか。
その決断を誰もが支持すると思うのですが。

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