ラグビー日本代表 求む物言う経験者

日本対オーストラリア戦について
久々にブログをアップします。今日は、フランスで行われているラグビーのワールドカップについて。
日本の初戦は、オーストラリア。これは、どう戦っても勝ち目がないことは明らかでした。
何といっても、ラグビーはハンドリングゲームですから、なかなか「紛れ」というものがありません。しかも、次のゲームまで中三日しかないので、怪我やら疲労やら考えたら、2プラトン・システムで行くのもよい考えだと思いました。
これがサッカーだったら、手を使えないので「ひょっとしたら」というのはあります。アトランタオリンピック(もう11年も前だ!)の日本対ブラジルがいい例です。
というわけで、ジョン・カーワンヘッドコーチの戦略は間違っていないし、誰もが納得できるはずです。大差は付けられたけれども、チーム・オーストラリアは懸命にやっていたと思います。相手は日程に余裕があるし、点差がついたからメンバーを次々に入れ替える。
いっぽう日本は、そんな贅沢はできません。怪我をしない限り最後まで出なければなりません。ベンチのメンバーもスタンドのメンバーも、ときおり画面に映るのを見ていると、申し訳なさそうな、そして辛そうな顔をしていました。
日本対フィジー戦
戦略として、半ば「捨て石」になったわけですが、それはれっして無駄になったわけではない。それは、フィジーとの試合に臨む箕内キャプテン以下メンバーの顔色に現れていました。
十分な情報収集と戦術・作戦の立案。日本は、ほぼプラン通りにゲームを進めていたようです。
ただ、ゲームというのは自分たちがいて相手がいて、その状態・力関係は試合前に考えていたのとは大なり小なり変わる。つまり「生きている」のだということを感じました。
競ったゲームではあったのですが、フィジーは世界12位のチームには見えませんでした。いまから13年前に国立競技場で見たフィジーに近い印象。そう、あのときは日本が2連勝したのでした。
日本がラックなりスクラムから出して1次攻撃、ここに日本と同人数かやや多めに入ってくる。さらにボールを出して2次攻撃をしてポイントを作ると、もう防御のラインはフォワードもバックスも入り乱れていました。
左右のギャップだけでなく、前後にもギャップ。サッカーでいうところの「スペースだらけ」。箕内がボールを持って前後のスペースの間に入ってポイントを作れば、圧倒的にラインで数滴優位が作れそう。あるいは遠藤、ロビンスに縦を突かせれば、容易に間を抜けて出られそう。テレビで見ていても、よく分かりました。
ところが、ゲームプランは、「キックで敵陣へ」だったのでしょう。また、前半は太陽を背にする陣地を取れたこともあるのでしよう。スクラムハーフから、あるいはスタンドオフからキックばかり。
日本テレビの中継では清宮氏が「何も決めごと通りに蹴らなくても…」と何度も嘆いてました。誰かが、指示しなければとも。
経験者がいない!
なんで指示できないか。当然ながらラグビーはゲームが始まったら、そうした転換は選手だけで判断して決めなければなりません。サッカーなら、監督がタッチラインに選手を呼んで指示できます。
でもラグビーのヘッドコーチ以下は、スタンドにいるので、前半の間に「キックばかりでなく、センタークラッシュ、ギャップを突いてみてもいい」という指示はピッチ上の選手が判断しなければならないのです。
ところが、このゲームの先発で前回2003年のワールドカップのメンバーだったのは、フォワードだけ。しかもゲームに出たことがあるのは箕内だけ。山本正人と山村亮は控え。山村はフィジー戦はベンチだったし、第一列でそうした状況判断ができるるポジションではありません。
全体を見渡してみても前回メンバーのロック木曽はベンチに入っていないし、ウイング小野沢はベンチでした。
つまるところ、こういうときに臨機応変に戦術転換ができる本当の意味での「司令塔」が、このゲームにはいなかったということです。どんなに能力があっても、こうしたリーダーシップはある程度の経験が必要なんですね。
経験は積んだ、さあ行け
こう考えると、大畑の離脱は、とてつもなくマイナスだったのです。カーワンが大畑をウイングではなくセンターとして入れていたことも、こういうときの判断力があるからなのだと思います。
たとえ、チーム・オーストリアだったとしても、たぶんフィジー戦にはベンチに入っていたはずですから、ウォーターブレイクで水を持っていったときに何らかのアドバイスはできたでしょう。
最後の最後、ペナルティをもらったとき、、なぜタッチに出してラインアウトからのモールにしなかったのか。ライン攻撃でボールを失ってしまったからではなく、現実にその形でトライを取れていたのですから、この判断も経験者の不在が招いたことのように思えます。
とはいえ、すでに2ゲームを消化。みんなが「ワールドカップは、ただの国際試合ではない」ことを経験したはず。
いまひとつという感じのウエールズに果敢にぶつかって欲しいと思います。
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