ジーコ監督、反省してください

案の定というか、必然的というか、負けてしまいました。イラン戦。私は残念でなりません。悔しくてなりません。そして、頭に来ています。
うまくやっていれば勝ち点4でグループ首位で迎えられた今日のゲーム。せっぱ詰まった状態でキックオフを待つことになりました。
では、前の試合の総括から。
第一に、川渕日本サッカー協会会長(私はあくまで「キャプテン」なんぞというアホくさい呼び方はしません。どうしてもというなら、「日本フットボール協会」と名称にもこだわってね)のお言葉。イラン戦直後の興奮状態とはいえ、「勝利の女神がこっちに向かなかったが、気持ちよく見れた」だとぉっ! なめとんのか貴様、いや敬称ですよキサマってのは。あのゲームが気持ちいいのか、君は。分析以前の問題ですね。続いて「組織がまずくて負けたわけじゃない。次は勝つぞ!の気持ちで大丈夫」だぁ? 気持ちで勝つんだったら、太平洋戦争も負けとらんだろう。お願いですから、あほな野球解説者やボケたサッカー解説者、間抜けなオリンピック放送のゲスト解説みたいなことは言わないでください。あなた、日本のフットボールの頂点にいる人、最高責任者なんだから。ゲーム分析については「采配は間違ってない。中田英がよかった、ヒデががんばってくれた。ボールをもらう前の動き、スルーパスがかなり確実だった。今後に生きる。トップが、受けたボールを止められないのが課題」ですと。あなた、寝てたんじゃない? スルーパスなんてずれまくり、高原がトラップミスの連発だったのは確かに見ていたようですけど、ベンチは何もせずだったし、それが今後に生きるの? 
つまり、川渕会長は、こう言いたい。「采配も組織もシステムも間違ってない。パスも確実だった。負けたのは運のせい」。それで済んだら警察いらんわい!
第二に、ジーコ監督。「この負けを引きずらないように、気持ちを切り替える。決勝点はミスをつかれた」。セルジオ越後さんも言ってましたが、選手は気持ちを入れ替えた方がいいかもしれないが、監督やコーチ、協会関係者は、切り替える前に敗因の冷静な分析と反省と改善が必要でしょうに。今日のことはあっさり忘れるってか? 都合よく忘れられるか。何が問題だったのか。監督じゃない私にも分かります。ズバリ、ゲームプランの不在。勝ち点1を確実になのか、あくまで3を狙いに行くのか。どうみても、スタートは「1でいいや」、先制されてからも「同点にして1狙い」、同点になったとたんに、なぜかFWの交代の用意と、ボランチの小野の代わりに攻撃的な小笠原を用意して「よっしゃぁ、いけるぜ。勝ち点3を取ろうぜ」になった。要するに、行き当たりばったりだったんですね。
第三の問題、川渕会長、ジーコ監督とも、一昨日あたりから責任問題、進退問題を口にしています。ええかげんにせーよ、客なめとんのか! ゲームの前に言うことか。覚悟は必要だけど、やる前に「辞めようかな」なんて言っている人の下でやる気はおきませんよ。「ボクたち、負けたら辞めるから。辞められたくなかったらがんばって」と言ってるに等しいんですよ。この期に及んでそんなこと言うなら、デモが起きたときに辞めればよかったでしょうに。そうそう、辞めるんなら、これまでの給料とまでは言わないけど、残り期間分のお金は返してね、二人とも。
最後に、決勝点の問題を、監督の代わりに分析。あの場面、ベンチはイケイケ。もう一点という意思表示をしていた。交代の準備は攻撃的(だったら高原と柳澤は後半最初に交代でしょう。0対0でイランが前がかりになるからカウンターで裏をねらえるし。どうせポストプレーがきかなかったんだから)なものなので、全体に前がかり。そこをカウンターくらったわけですね。
まず、日本の左サイド。守備に不安があった中村がマハダビキアにつられて前よりに位置。その裏のスペースに、センターにいたカリミが右サイドに出てボールを受けてドリブル。もうひとつ、三浦が3-5-2のウイングバックならこのスペースは、こんなに空かなかったはず。スペースがあるから、三浦はすれ違いざまにかわされる。カバーに、センターバックの中澤。スピードや小回り向きではないディフェンスと、スピードと切り返しのフォワードのミスマッチが起きる。かわされたところへ、今度はもう一人のセンターバックの宮本がフォロー。センターバックがいなくなる。
さて、同じ頃の中央を見てみましょう。ヘッドに強い福西は上がり気味、左の攻撃的MF中村、センターバックの中澤がいない中央のスペースは、小野と宮本がタテの関係で埋めている。マイナスの折り返しに二列めが飛び込んでくるかもしれないので、左側と前と両方を見ながら、この広いスペースをカバーしている。
そのとき、右サイドはどうなっていたか。前半でセンターフォワードのダエイから代わったナビドキア、同点の直前に左サイドに交代で入ったアラビに関して、どうも情報が入ってなかったらしく(スタッフは何してたの、ねえ、ジーコのお兄さん。トルシェのときの山本コーチ、西野五輪監督のときの小野コーチに比べると、いったいなんの役目なのかよくわかりません)、加地も中田英もそれぞれつかずはなれず。マークの相手と中央とを交互に見てケアしている状態。
さて、ここで最初の場面、中澤かわされ、宮本かわされ、クロスが入る。こういう緊急事態では本来のディフェンスでは間に合わないので、とりあえず自分のポジションをおいてでも、それぞれが危険と思われるところを埋めに行くことが必要。
まず、加地。空いてしまったゴール前のスペースを埋める。クロスに反応してキーパーが出てしまったらゴールをカバー。
小野は、ネクナムやマハダビキアがあがってきて折り返しのクロスやこぼれ球をひろうのを止めるために、ペナルティエリアとセンターサークルの中間地点をカバー。中村も、後ろから追いかけてフォローする。
福西は、日本の右サイド、相手の左サイドのノスラティやアラビが斜めに走り込んで来るのを、場合によっては、つまりどフリーならイエローやレッド覚悟で止めるためにマークする。
フォワード二人は、キーパーがキャッチしたあとのスローイング、パンチして飛んできたボール、なんとかボールを取り返したときのカウンター、とりあえず前線に蹴っちまえのボールをキープする、あるいは相手が取ったら、これもカード覚悟でぶち当たるために、自陣側のセンターサークルあたりまで下がる。
中田英は、加地の前。中央のペナルティ・スポットまで相手センターフォワードのハシェミアンから目を離さずに戻る。相手との距離は2~3メートル。ポジション取りでかわされない、パスが行けば2歩で寄せられるようにかまえる。
さて、ここまでに要する時間は? 少なくともセンタリングには間に合うでしょうね。
ところが、いなかったんですよ。中田英が。点を取られた瞬間、ゴールエリア右の角に走ってきて頭を抱えていた姿がありましたけど、遅い。加地はセンターバックの代わりだから、ニアサイドにはっていました。その後ろにキーパーで、そのまた後ろは中田英、君だった。
前日までの守備練習で「ボランチは外に開き気味に」と指示していたでしょう。左サイドが開いたら、中央部分のスペースは逆サイドのボランチ(小野)がカバー、さらに外は4バックの左サイドバックではなく、右の攻撃的MF(中田英)の守備エリアです。
こうしたことを瞬時にできるのが、オートマティズム。攻撃はひらめきだけど、守備はある程度は約束事。とくにスペースを消していく現代のディフェンスでは、ボールが3メートル移動したら、瞬時に守備陣形も反応しないといけません。なんと言っても「ボールより速く走れる人間はいない」のですから、攻撃側はボールを動かしてディフェンスに穴をあけようとするのです。
中田英と小野と中村と稲本が戻ったから、相手が3トップだから(実際は1トップぎみだった。いったい情報収集はどうなっとるんだ)って、4バックにして、どういうつもりでしょう。
今日はカウンター狙いのバーレーン。北朝鮮戦の2点は、最終ラインの手前でボールを奪ってからいずれも11秒でゴールでした。でも、距離にして約80メートル。ボールを最前線に蹴れば2秒程度ですから、きっちり守備のシフトができていれば、あんなにフリーでシュートを打たれるはずはないんですが。
でも、ジーコ監督。節操なく3-5-2にする、中田英はボランチ、だけど守備的じゃない攻撃的にだなんて、わけわかんないこと言わないでください。
ウイングバックにするなら、脚のある三浦(なれないサイドバックはかわいそうでした)。サントスは足が遅いんだから不可。万全ではない鈴木、「どうやったらボールがもらえるかわからない」高原(高原の調子だけじゃなく、中田英とのコンビネーションが調整不足だからかも)よりは大黒や柳澤を使った方がいいと思いますが。スピードに対抗するなら、坪井を行けるところまで使う。人に強い中田浩をボランチに。中田英を呼んでおいて使わないわけにはいかないとは思うけど、もう緊急事態。前日練習でいまだにパスの受け手との呼吸を計ってるようじゃね。
フランス大会の最終予選でもたしかに負けました。だけど、あのときは5カ国で8試合あったんです。今回は、たったの6試合。最低でも勝ち点は11必要と言ってたけど、現段階では12が安全圏。つまり、あと9。残り4試合を3勝1敗。2勝2引き分けで、青息吐息の出場決定かもしれないけど、2勝1引き分け1敗ではダメ。ホームは今日のバーレーンと八月のイラン戦。ということは、六月の北朝鮮戦とバーレーン戦のアウェーで、どちらかを勝たなくてはならないわけ。
でも、バーレーンがゲームをコントロールしていた北朝鮮とホームで「いいゲーム」しているようでは心許ない。バーレーンは、その気になれば0-0の引き分けなんてわけなさそうです。だとすると2-0にして勝たなければならないわけで…。イランが北朝鮮に負けるとは思えないし。バーレーンも勝って両国がそのまま独走態勢になれば、六月の直接対決はなあなあのどろーだってありえるし。
頼むから勝ってくれ、今日も六月も八月も。こっからはトーナメントだ! 

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