サッカーのGKとラグビーのフルバック

昨日のラグビー、マイクロソフトカップを観戦。ちょっと気になったことがひとつ。故障などでメンバーが足りないとはいえ、神戸製鋼がフルバック(FB)にもともとナンバー8の斎藤を入れたこと。
ヨーロッパの古ーいことわざに「門番は門番にしかできない」というのがあります。城郭都市の門には門番がいて、常に見張っていなければなりませんでした。とはいえ、敵が攻めてくるとか怪しい者がしょっちゅう通るはずもありません。ほとんどは立っているだけ。それでも気を緩めずに集中していなければならないのです。それが出来るのは、門番としての資質をもった者だけというわけです。
FBは、布陣の最後方。サッカーで言えば最後の砦を守るGKのようなもの。守りではディフェンスラインの後方の大きなスペースを埋め、パントを処理したり誰かが抜かれたらそのカバーディフェンスもしなければなりません。さらにオフェンスではラインに入ってスペシャルになったり、密集のメンバーが足りなければ参加したり、ときにはハーフの変わりもつとめます。
文字通りの専門家なのですが、神戸としてはセンターの元木をスタンドオフにしたのに続き、斎藤の突破力を活かしメンバー不足を補うという苦肉の策だったのでしょう。元木の起用法は、密集サイドのディフェンスでは当たりました。でも、斎藤の起用は当たりませんでした。
斎藤とのマッチアップに東芝はスタンドオフもセンターもできる、突破力もありディフェンスも強いマクラウドを置きました。結果、マクラウドは斎藤の突破を完璧に止めました。攻撃では、斎藤とトイ面センターとの間を何度もすり抜けました。
斎藤がパントをキャッチしても、有効なカウンターは出来ませんでした。キャッチの体勢やキックの力とコントロール、状況判断、どれをとっても斎藤はFBとしては不足。
これは斎藤の能力や技術が足りないのではありません。「門番は門番に」なのです。東芝がFBに立川がいて、さらに元日本代表の松田(かっこいいぞ)がいて、さらに日原もFBができるということを考えると、41対0という結果は、個々の能力だけではなく総合力の差だったのではと思います。
サッカーでは、どんなチームでもGKのサブを用意しています。「門番は門番にしかできない」からなのです。

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