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zoom RSS 憲法・安保法制と自衛隊員

<<   作成日時 : 2015/07/16 17:17   >>

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安全保障法案が、とうとう衆議院本会議を通過してしまいました。あとは、60日たって9月中旬以降に再可決して成立というシナリオができあがっているようです。
いちおう、違憲立法審査権のある最高裁での審査という関門はあります。そこで「違憲」となれば、この関連法は無効になるのですが、安倍政府が「違憲かどうかを決めるのは憲法学者ではなく最高裁」とうそぶいているように、最高裁は政府の意に沿った結果しか出さないのでは、と勘繰ってしまいます。
さて、本題です。今日の朝日新聞に、元陸上自衛隊レンジャーの井筒高雄さんの談話が掲載されています。
自衛隊員は任官に際して、以下の服務宣誓を行います。
「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」
よくテレビ番組で、高卒で陸自に入隊した若者が厳しい訓練を経て、この宣誓を行うシーンが放映されます。あの訓練も相当にきついものですが、レンジャー隊員の訓練はときに死亡事故も起きる過酷なものです。レンジャーは、映画に出てくるアメリカのネイビー・シールズとかイギリスの特殊空挺部隊などに匹敵する能力を有する、いわば「プロの戦闘員」です。
その井筒さんですら、PKO法が成立したとき、@国土防衛でなく海外派兵、A専守防衛で相手が撃つまで反撃はできず死の危険もある、B誤って射殺した場合には帰国後に罰則を受けかねない、などの理由から辞職したそうです。さらに、派遣によって受ける精神的肉体的ダメージへのケアすら不十分だということです。
「危険を顧みず、身をもって責務の完遂」に努める自衛隊員のリスクについて、今回の安保法制は一顧だにしていないようです。さらにその前の言葉「日本国憲法、および法令を遵守」してに関して、「違憲」だとする見解が当の内閣法制局内にも出てきています。自衛隊員が、よりどころとする憲法を拡大解釈し、その解釈で憲法の根幹を曲げてしまった法令を根拠に、彼らは「身をもって責務を完遂」しなければならないのです。
さらに、井筒さんのようなレンジャー訓練を受けた隊員は、陸自14万人のうち約5000人。3.5%にすぎないのだそうです。最も過酷な訓練を受けておらず、装備も標準以下の「いわばサラリーマン隊員」(井筒氏談)が、安保法制という法律が通ったことで、戦争状態にある(戦闘地域でなくとも弾や砲弾やミサイルは飛んでくるし、地雷だって置いてあります)地域に送り込まれるのです。
いまはまだ仮定の話でしかありません。
でも、私は、戦闘地域でないにもかかわらず命の危険を感じた経験を、ある自衛官から聞きました。
次回は、その経験談から「戦争放棄」と「専守防衛」、そして「武力行使」あるいは「武器の使用」について考えます。

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